子安山 帯解寺

帯解寺は、奈良市今市町にある寺院。
神仏霊場巡拝の道の第18番札所です。

こちらの寺院では、拝観料を納めると、お坊さんが堂内を案内してくれました。

 子安山帯解寺略縁起

帯解寺のいわれ
今から約1,000年前、文徳天皇(第55代)の御妃染殿皇后(藤原良房の女)がお子様に恵まれず 春日明神のお告げにより、勅使を立て、当時の地蔵尊に祈願され、無事、惟仁親王(のちの清和天皇)をご出産になりました。天皇は大変お喜びになり、帯解寺の寺号を天安2年(858年)に賜りました。
本尊は地蔵菩薩
帯解寺はもと勤操大徳の開基で巌渕千坊の一院で霊松山といいました。本尊裙帯地蔵菩薩は平安期の木造座像で重要文化財に指定されています。
求子安産の祈願をされた皇族・将軍方
徳川3代将軍 家光公は竹千代丸(家綱公)のご出産に際し瑞祥記を下賜されました。東山天皇は元禄5年(1692年)に祈願され亀の宮を得られ、徳川6代将軍、家宣の石近の方は宝永4年(1707年)烏丸大納言の方は明治7年(1770年)に祈願されています。
美智子妃殿下の御安産も祈願
昭和34年7月 皇太子妃美智子殿下のご懐妊に際し、安産祈願法要を厳修し安産岩田帯・お守・ご祈祷札を献納翌年めでたく浩宮徳仁親王をご出産あそばされ、その後、札之宮・紀宮様ご出産に際しても同様祈願法要を行ないました。
安産祈願会は毎月1日・23日
帯解寺では毎月1日と23日に安産祈願の法要を行っています。地蔵尊の功徳を受けに各地から信者が参詣されています。

「境内案内」より

山門

本堂