信太森葛葉稲荷神社

信太森葛葉稲荷神社は、大阪府和泉市葛の葉町に鎮座。
和銅元年(708)に創建されたという古社。

信太森葛葉稲荷大明神と申し奉るは(日本書紀神代の巻)保食神之なり。
掛巻も畏き保食神天照大神の御神勅を給はり種穀養蠶又天津日嗣を始め奉り天下萬人に衣食住の道を教へ蒼生の末の庁葉に至るまで飢を養い世を賑はしめ給う大神なり。
天下萬民誰か一日として此の大神の御徳を仰がざらん。
和銅元年旧二月初午の日に元明天皇は此の森に御鎮座まします大神を奉りて祭事を為し給うて以来、世人は此の森を信太森と稱して稲荷大神第一の御命婦神白狐の棲と言い伝えり。
晴明伝には稲荷大明神命婦神若宮葛葉姫大神を奉るとある。保名物語には葛葉姫子別れの古記段も此の神社と言い伝える。
白狐口に筆をくわえて書き残したのが世に有名な左の一首である。

恋しくは尋ね来て見よ和泉なる
信太の森のうらみ葛の葉

「境内案内」より

境内図 かなりの数の境内社が鎮座する

鳥居

社殿

御神樹