天津神明宮
八百余年の歴史があり、
こぢんまりとしていますがとても荘厳な雰囲気ある神社です。
【御由緒】
当神社の祭神は天照皇大神、豊受大神、八重事代主神、大山祇大神など七柱の神が合祀されています。
むかし、「天孫降臨」に当たり、八重事代主神が海路当地に来て、東方鎮護の神として鎮座されたので、人々はこれを喜び「もうけ明神」と尊称しました。
治承四年(1180)源頼朝が石橋山の戦に敗れ、安房に逃れて来たとき、伊勢神宮に源家の再興を祈念し、祈願が成就したなら、安房の国に御厨一処を寄進しますと祈誓しました。
そして宿願が成就し、寿永三年(1184)当地に御厨を新設し、伊勢より迎えた神霊と、以前より鎮座のもうけ明神とを相殿にまつりました。
それから、「房州伊勢の宮」と尊崇され今日に至っています。
境内東側の山はすぐれた極相林として町の指定文化財になっています。
山頂には伊弉諾・伊弉冉の神を祀る諾冉神社があります。
境内の「まるばちしやの木」は亜熱帯性落葉喬木で、千葉県指定天然記念物になっています。
「境内立て看板より」