二宮神社

二宮神社は、千葉県船橋市三山に鎮座。

祭神は速須佐之男命。
下総国二宮、式内社寒川神社の論社になっています。

【歴史】

二宮神社の創建は、社伝によれば弘仁年間(810〜823)とされる。
現在の社殿は棟礼や各部の建築様式から、安永年間(1772〜1780)の再建であることがわかる。


本殿は大正11年、拝殿は大正14年に、それまでの茅葺屋根を銅板に葺き替え、大規模な模様替えをしている。
社殿の形式は、江戸時代に流行した権現造であるが、拝殿から幣殿にいたる床面の高さは、同じレベルにしている。


向拝の唐破風の大きさなど拝殿のデザインには、谷を挟む正面の鳥居から参拝する神社を考慮した工夫が見られる。


拝殿の周囲には背面を除いて回縁となっており、建具は横桟の多い舞良戸である。
拝殿および幣殿の天井は格天井である。
社殿の側面に回り全景を見ると、本殿の屋根および床面が拝殿より高いことが分かる。
本殿は流造で、全体を彫刻で飾っている。
軒の組物および腰組も、その当時の正規の宮大工の手法によって意匠と造作がなされている。


「境内立て看板より」


鳥居


境内社かな?


参道より


拝殿