小野神社

小野神社は、東京都多摩市一ノ宮に鎮座。
武蔵国一宮で、式内社

一宮は、どこでも華やかなイメージがあったが、
ここはとても閑散としていました。

木像随身倚像

小野神社の起こりは古く八世紀中頃と言われ、中世には武蔵国衙に近在する筆頭の神社、武蔵一宮であった。

武蔵一宮小野神社については現存する資料が極めて乏しい中で、昭和四十九年にこの随身倚像に墨書銘があることが発見された。
墨書名によれば、この二躯のうち古い方の随身像は、元応元年(1319)因幡法橋応円・権律師丞源らにより奉納されたもので、その後、寛永五年(1618)に相州鎌倉の仏師大弐宗慶法印によって彩色などの補修が行われ、その際新しい方の像が新調されたことを伝えている。
どちらも檜材、寄木造、胡粉地に彩色が施され、頭部は挿首、玉眼。

都内では、室町時代以前の随身像は数少なく、また武蔵一宮小野神社の歴史を伝える数少ない資料の一つとして貴重な文化財である。

「境内建て看板より」

鳥居

隋神門

拝殿

境内社