松岡山 東慶寺

東慶寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。
正しくは、松岡山東慶総持禅寺という。

 鎌倉幕府の第八代執権北条時宗の夫人・覚山志道尼が開創。夫から離縁状をもらわない限り、妻からは別れることができなかった時代に、駆け込めば離縁できる女人救済の寺として、開山以来、六百年近く縁切りの寺法を引き継いできました。後醍醐天皇の皇女・用堂尼の入寺以後は、松岡御所と称され、寺格の高い尼寺として名を馳せるようになり、室町時代には鎌倉尼五山第二位に列せられていました。明治時代になると寺法に終わりを告げ、釈宗演禅師を中興開山とする臨済宗円覚寺派の禅寺となりました。
 境内にはウメやハナショウブアジサイなど様々な花が植えられ四季を通じて楽しめます。学者や作家の墓が多いことでも有名で、鈴木大拙西田幾多郎岩波茂雄和辻哲郎安倍能成高見順小林秀雄らの墓があります。

「境内案内より」

山門

参道

本堂

境内

釈宗演墓