穴澤天神社

穴澤天神社は、東京都稲城市矢野口に鎮座。
式内社穴澤神社に比定されている。

穴澤天神社略誌

考安天皇四年の創建にして、主祭神少彦名命を御祀りした社でこの命は人民に医療法や造酒の術を授けられ、特に薬の神から健康増進の神として、又、国土経営に偉功を遣された著名な御方であります。
天正十八年(1590)に社殿を再建し元禄七年(1694)社殿の造営が行われ、その時菅原道真公を合祀され、公は古くより文学の神として親しまれ、広く仰ぎ祀られております。
大正七年(1918)国安神社 大己貴命大国主命)を合祀、縁結、開運の神として以後崇敬されており、境内下三澤川右岸沿いに、横穴厳窟がありましたが、昔の厳窟は崩れ、現在の洞穴は二度目ですがこれがすなわち穴澤の起源であります。この洞窟内には元石仏の安置跡も残っており、明治四年神仏分離の際、石仏像は当時別当職であった威光寺に移さられました。
延喜式内神明帳所蔵(延喜五年、905年撰上)に記されてる古社で多摩八社の内一社であり、明治六年郷社に列せられました。

「境内案内より」

鳥居

境内

社殿

稲荷神社
神明社

山王社

御神老木

境内から階段を下りると弁天社