蜂田神社

蜂田神社は、大阪府堺市中区八田寺町に鎮座。
式内社大鳥郡 蜂田神社小、鍬」に比定される。

 当社の起源は古く、延喜式内社です。当地を原籍とする蜂田連の祖天児屋根命主祭神として祀っています。
 当社は、現在地より西1丁余りの山麓に鎮座していましたが、永禄11年(1568)の三好衆対松永勢の家原城攻防が原因で、現在地に遷宮したと伝えられています。近世では、西林寺を併有していましたが、明治の神仏分離令により西林寺は廃寺となりました。なお、明治政府の神社合祀策によって、明治43年(1910)、付近の村社6社と無格社2社を合祀しました。
 当社が通称「鈴の宮」と呼ばれるのは、蜂田連が土焼きの鈴12個を作り、毎年春の初めに神前に供え、鈴音の良し悪しでその年の吉凶を占ったという古事によるものです。
 近年は、境内の土を使って12種の占い鈴を作り、節分の日に、古式どおりの鈴占いを行うほか、開運厄除の御守鈴を作り参拝者の求めにより授与しています。

「境内案内」より

鳥居

社殿

三ツ峰稲荷社