名次神社

名次神社は、兵庫県西宮市名次町に鎮座。
廣田神社の境外摂社。
式内社 摂津国の「武庫郡 名次神社小、鍬靫」に比定される。

御祭神
名次大神

御由緒
古来より衣食住に殊の他関係深い水分神を奉斎すると特に雨乞に霊験あらたかなる社であります 御創立の年代は詳かではありませんが、第五十六代清和天皇貞観元年正月正五位下の神階を授けられ、同年九月八日風雨御祈りのため、勅使を参向せられ、幣帛を奉られております
第六十代醍醐天皇の延喜の制大社に列せら、月次、新嘗及び祈雨の幣帛を奉られております 旧本殿は石造りで中御門天皇正徳五年正月再建、又石鳥居は元禄五年の建立であります 名次山はわが国最古の歌集萬葉集巻三に「吾妹子に猪名野は見せつ名次山角の松原いつか示さむ」高市連黒人によって詠まれ、すでに一千二百年の昔より、名勝地として名郄く現名次町は古昔の名次山であり明治末期まで当神社の境内地でありました
かつて当神社は名次山中央の景勝地に鎮座されていましたが、明治四十一年五月その北端の現位置に移転されました。

「境内案内」より