片埜神社
片埜神社は、大阪府枚方市牧野阪に鎮座。
式内社 河内国の「交野郡 片野神社小、鍬靫」に比定される。
私の記憶では、河内国一宮を称すると何かに書いてあったような気がしたが、
境内の案内には、河州一之宮とありました。
本殿御祭神
主神 建速須佐之男大神
主神 櫛稲田姫命
主神 八島士奴美神
主神 菅原道真公
天照皇大神
品陀和氣命
天児屋根命
八幡大神
久那戸神
久須々美大神
事代主命社伝では、古くから旧交野郡の鎮守神として崇敬され、延喜式に記載されている交野郡二座のうちの一座である。天正一一年(1583)豊臣秀吉が大阪城築城に際して、当社を鬼門鎮護として定めたという。
現在の本殿は、残されている棟札によると、慶長七年(1602)豊臣秀頼が片桐且元を総奉行に再建したものである。三間社流造、檜皮葺で、細部にいたるまで桃山時代の華麗な様式をよく示しており、重要文化財に指定されている。特に四面を飾る蟇股の彫刻に当時の特色を見ることができ、向拝中央は竹に虎、右は芙蓉にせきれい、左は椿にひよどり、本殿正面は中央・左右とも牡丹、背面は中央に椿、左にかきつばた、右に菊、東妻は太閤桐、西妻は栗と、絵画的で精巧な彫刻がそろっていて見応えがある。
平成二一年から、檜皮葺屋根の葺替、彩色の塗替が行われ、朱漆塗に極彩色の壮麗な社殿がよみがえった。
境内の南門は本殿再建後、引き続いて造営されたもので、大阪府の有形文化財に指定されている。「境内案内」より