赤山禅院
赤山禅院は、京都市左京区修学院開根坊町にある寺院。
延暦寺の塔頭。
神仏霊場巡拝の道の第107番。
平安時代の仁和四年(888)に、天台座主(延暦寺の住職)安慧が、師の慈覚大師円仁の遺命によって創建した天台宗の寺院である。
本尊の赤山明神は、慈覚大師が中国の赤山にある泰山府君(陰陽道祖神)を勧請したもので、御神体は、毘沙門天に似た武将を象る神像で、延命富貴の神とされている。後水尾上皇の修学院離宮御幸の際には、上皇より社殿の修築及び赤山大明神の勅額を賜った。
この地は、京都の東北表鬼門に当たることから、方除けの神として人々の崇敬を集めている。また、赤山明神の祭日に当たる五日に当院に参詣して懸取りに回ると、よく集金ができるといわれ、商人たちの信仰も厚く、このことから「五日払い」といわれる商慣習ができたと伝えられている。
閑静なこの地には、松や楓が多く、秋には紅葉の名所として多くの人々でにぎわう。「境内案内」より
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