赤坂氷川神社

氷川神社は、東京都港区赤坂に鎮座。
東京十社の一つ。

埼玉・東京で200社以上あるという氷川神社、本社は埼玉県の大宮に鎮座する武蔵国一ノ宮「氷川神社」で、ここから各社に勧請された。
この総本社の由来は、記紀にみる考昭天皇(第五代)の御世、出雲国氷ノ川から杵築大社(出雲大社)を勧請したものという。
武蔵国造は、出雲国造の同族であって当地方の開拓は、出雲系一族によって行われたと思われる。

 この社殿は、本殿・幣殿・拝殿の三つの建物が一体となった、いわゆる権現造の形式です。
 江戸幕府の第八代将軍である徳川吉宗よって享保一五年(1730)に建てられました。吉宗は『享保の改革』と呼ばれる倹約政策をとったことで有名で、社殿にも当時の質実簡素な気風を見ることが出来ます。通常は将軍の寄進するような社寺であれば、軒下の組物を何重にも重ねたり、彫刻や彩色などで飾り立てたりするのですが、この社殿の組物は簡素で、彫刻も目立ちません。しかしただ質素なだけでなく、大きな雲形組物や吹寄せ垂木など軽快な意匠を取り入れる工夫も見られます。また全体は朱漆塗としながら、部分的に黒漆塗や黒色金具を用いることで引き締まった印象となっています。

「境内案内」より

鳥居

桜門

社殿


九神社

稲荷