中山神社

中山神社は、さいたま市見沼区中川に鎮座。
氷川神社・氷川女体神社と関係が深い神社です。

〈御祭神〉
大己貴命(大国さま)
素戔嗚命
稲田姫命
〈歴史〉
 当社は、さいたま市大宮区高鼻町に鎮座する「武蔵一宮氷川神社」と、同市緑区宮本(三室)に鎮座する「氷川女体神社」を結ぶ線上のほぼ中間に位置することから、古くより関係の深い社として「中氷川神社」とも呼ばれていた中川の鎮守です。この三社については、各社共に素戔嗚命(氷川女体神社は三穂津姫命を祀る)・稲田姫命大己貴命の三座を主祭神に挙げながらも、それぞれ筆頭とする祭神を高鼻の氷川神社素戔嗚命で男体社に、宮本(三室)の氷川女体神社は稲田姫命で女体社に、そして当社は大己貴命で、先の二神の子孫に当たるとして氷(簸)王子社というように、この三社で『延喜式神名帳武蔵国足立郡四座の内の「明神大氷川神社」であったとする説もあります。
 社伝によると、当社の創建は人皇十代崇神天皇の御代二年と伝えられています。また天正十九年(1591)十一月に、徳川家康から社領十五石の御朱印地を賜った格式のある神社です。
 現在の社号は、明治四十年七月に当地中川をはじめとする片柳村の西部に位置する南中野・新右衛門新田・上山口新田・南中丸の各大字に祀られていた神社が当社に合祀されたことにより、それまでの社号であった「氷川社」を鎮座地中川の「中」と江戸期の新田開発以来、氏子付き合いを続けてきた上山口新田の「山」を合わせて中山神社と改称したものです。

「境内にあったリーフレット」より

鳥居

境内

拝殿

旧社殿

神明社、飯成社、淡嶋社、疱瘡守護社、磐神社、石上社、竈神社、稲田宮主社

稲荷神社

御火塚