賀茂別雷神社

賀茂別雷神社は、京都市北区上賀茂本山に鎮座。
通称「上賀茂神社」。
山城国一宮、二十二社の一社で、延喜式神名帳では名神大社に列している。
賀茂御祖神社と同じく、摂末社も数多く式内社のようだ。

 祭神は別雷神で、賀茂御祖神社の祭神玉依姫命の子、建角身命の孫神にあたる。
 社伝によれば、神武天皇の代に賀茂山の麓の「御阿礼所」に降臨になり、欽明天皇二八年には山城国をして祭りを行わしめたとし、天武天皇白鳳六年(678)に社殿が現在地に造営されたという。

 賀茂氏の奉ずる賀茂神社は、奈良朝以前から盛大で強力な勢力を持っていた。その勢力を抑圧するための政策として、賀茂神社は二社に分立させられ、下鴨神社の成立を見るようになった。
 古には、鴨の字であったものが、神亀三年(726)の制により、地名に良い名をつけてよいことになり、賀茂と改めたが、上社下社を区別する必要から、上社を賀茂神社、下社に鴨の旧字を残して鴨神社としたと伝えられる。

「神社辞典」、「日本の神様読み解き辞典」より

一ノ鳥居

参道

御所舎

二ノ鳥居

細殿と立砂

楼門

中門 ※工事中だった


以下摂末社
 かなりあるので、抜け盛れもあると思う。また本殿の周りにも何社か祀られているが中門内は撮影禁止だった。

[末社] 橋本神社 衣通姫

[末社] 棚尾神社 櫛石窓神 豊石窓神

[摂社] 片山御子神玉依比賣命
新宮門内に
 [摂社] 新宮神社 高靇神
 [末社] 山尾神社 大山津美神
[末社] 川尾神社 罔象女神

[末社] 岩本神社 底筒男神 中筒男神 表筒男神住吉三神

[摂社] 賀茂山口神社 御歳神
二葉姫稲荷神社の鳥居
[摂社] 奈良神社 奈良刀自神
[末社] 山森神社 素戔嗚神 稲田姫田心姫神

[末社] 梶田神社 瀬織津姫

大田神社

大田神社は、京都市北区上賀茂本山に鎮座。
賀茂別雷神社の境外摂社(第三摂社)。

延喜式神名帳「山城國愛宕郡 太田神社」に比定される神社。

 大田山の麓に鎮座する、上賀茂神社の境外末社の一つ。「延喜式」神明帳に載る愛宕郡「太田神社」に比定される。祭神は天鈿女命とも猿田彦命ともいう。猿田彦命は大田命とも称し、社名はこれにちなむ。もとこの地域の地主神で、上賀茂神社末社のなかでも、片山神社・貴布禰神社・新宮神社・若宮神社・奈良神社・賀茂山口神社・氏神神社と並び、とくに八末社の一として崇敬をうけた。

「寺院神社大辞典より」

鳥居

境内

[末社]白鬚社 猿田彦神

[末社]百大夫社 船玉神

[末社]鎮守社 大国主神少彦名神

拝殿


福徳神社 福徳神
 大田神社すぐ南。賀茂別雷神社の境外末社