清浄華院

清浄華院は、京都市上京区北之辺町にある寺院。
法然上人二十五霊場の第23番札所になっています。

 貞観二年(860)、清和天皇の勅願により、慈覚大師が御所内に御内仏殿の造営に着手し、同五年(864)落城、禁裏内道場として発足したのが、はじまりである。清浄な華の台を望むという意味から清浄華院の名を賜った。
 はじめ天台宗であったが、のちに、後白河天皇法然上人源空を住持としたところから浄土宗に転宗し、その後、いくたびかの移転を繰り返した後に天正十八年(1590)、現在の地に移る。
 本堂には法然上人像や、清和・村上両天皇の尊像と歴代天皇の尊牌を安置し、墓地には皇室ゆかりの墓をはじめ、立入宗継や山科言継、姉小路公知など歴史上著名な人物の墓も多い。
 なお、不動堂の不動明王は身代り不動といわれ、その霊験譚は重要文化財「泣不動縁起」に語られている。

「境内案内」より