東光山 歓喜寺

東光山 歓喜寺は、千葉県長生郡睦沢町寺崎にある寺院。
上総国三十三観音の第五番札所になっています。

歓喜寺は、東光山無量院と号し、夷隅町萩原行願寺の客末寺で天台宗の小本寺である。
伝えいうに人皇十四代仁明天皇嘉祥二年(850)延暦寺座主円仁(慈覚大師)東国順化の途次上総に来り本納に仏堂を創立し本尊阿弥陀如来並びに観音勢至の両大士を安置す。
しこうして当山中興第一世栄海法印に至り堂宇全備するといえども数百年の星霜を経て第三十三代世宗順代享保九年(1724)九月十三日火災にかかり、往古の伽藍はことごとく灰燼となった。

時の住職再建を企て享保十三年(1728)現在の当宇を建立したものであります。

なお、当寺は御朱印地にて、慶安二年(1649)徳川家光以来累代の将軍から寺領十石の朱印状が下附され現在町重要文化財として残っている。


「境内案内より」

仁王門

境内

本堂