法華寺

法華寺は、奈良市法華寺町にある寺院。
神仏霊場巡拝の道 第22番です。

法華滅罪寺縁起略

抑も當寺は人皇第四十五代聖武天皇の御后光明皇后の御創立にして天皇東大寺を建立し給ひ総國分寺として男僧の佛法修行の道場と定められしに倣はせ給ひ茲に女人修行の根本道場を建て皇祖の御菩提と國家平安を祈念せられ天平勝宝五年奈良朝皇居のほとりに七堂伽藍を造営し給ひ行基菩薩を戒師として御落飾遊ばされ自ら則真と号し給ひて當寺に御坐しまし専ら比丘尼の佛法修行道場と成し之れを総國分尼寺と定め給へり時に天皇行幸あらせられ宸筆紺帋金泥の法華経を納め給ふ困りて寺號を法華滅罪之寺と名付けられしも後世法華寺と略號するに至りしなり

「境内縁起」より