梅宮大社
梅宮大社は、京都市右京区梅津フケノ川町に鎮座。
式内社で二十二社の一社。
奈良時代の政治家であった橘諸兄の母・縣犬養橘三千代が、橘氏の氏神として現在の綴喜郡井手町付近に創建したのが始まりといわれる。平安時代の始め、嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(檀林皇后)によって現在の地に移された。
酒解神(大山祇神)、大若子神(瓊瓊杵尊)、小若子神(彦火火出見尊)、酒解子神(木花咲耶姫命)の四座を祭神とする。酒解神の御子・酒解子神は大若子神との一夜の契りで小若子神が生まれたことから、歓喜して、狭名田の稲をとって天甜酒を造り、これを飲んだという神話から、古くから安産と造酒の神として有名である。
また、皇子に恵まれなかった檀林皇后が、本殿の横に鎮座する「またげ石」をまたいで子どもを授かったことから、この石をまたげば子宝に恵まれると伝えられ、その下の白砂は安産のお守りとされている。
現在、本殿、拝殿、幣殿、廻廊、中門などがあるが、これらは元禄十三年(1700)の再建によるものである。
庭園は、杜若や花菖蒲の名所として知られるほか、梅、八重桜、、椿、つつじ、あじさいが美しい。「立て看板より」
舞殿
稲荷社
幸神社 天皇社 愛宕社 薬師社
住吉社 厳島社 春日社 天満宮