須賀神社(交通神社)

須賀神社は、京都市左京区聖護院円頓美町に鎮座。

なぜ交通神社なのか手元の資料からは分からなかったのですが、祭神から判断すると塞の神信仰と関係するのかな。

 平安時代末の康治元年(1142)、美福門院の建てた歓喜光院の鎮守として創祀されたもので、祭神は素戔嗚尊、櫛稲田比売命を主神に、久那斗神、八衢比古神、八衢比売神を加え、五柱を祀る。
 もとの社地は平安神宮蒼竜楼の東北にある西天王塚で、当社は岡崎の東天王社と相対して古くは西天王社と呼ばれていた。その後、吉田神楽岡に転じ、今の地に移ったのは大正十三年(1924)のことである。
 聖護院一体の産土神とされ、また縁結び、厄除け、交通安全の神として崇敬厚く、ことに節分祭には参詣者で賑わう。五月一〇日の神幸祭は角豆祭といい、氏子の家々には遠くの縁者も集まる。ささげのつる葉に多くのさや豆がつくように氏子の繁栄を祝う意味であろう。

「立て看板より」