清荒神護浄院

清荒神護浄院は、京都市上京区荒神町にある寺院。
洛陽三十三所観音の第3番札所です。

常施無畏寺と号し、天台宗の寺で通称清荒神という。
本尊の清三宝荒神は千二百余年前、光仁天皇の皇子開成親王の作といわれ、摂津の国にあったのを後小松天皇の勅により僧乗厳が醒ヶ井高辻の地に勧請し、初めて清荒神といわれた。
その後、慶長五年(1600)ここに移され、後陽成天皇御自作の如来荒神尊七体を合せ祀って長日の御祈願を行い、元禄一〇年護浄院の院号を賜わり今日に至っている。また、一般の家庭では、かまどの上に祀られ火の守護神とされる。
尊天堂内に安置される福徳恵美須神はもと禁裏に奉安せられていたが、明治維新に際しここに移され、京都七福神の一に数えられ、世に尊信が篤い。なお、荒神町の地名はここより起こったものという。

「境内案内」より

山門

清荒神

弁財天

准堤観世音