曼殊院門跡

曼殊院門跡は、京都市左京区一乗寺竹ノ内町にある寺院。
近畿三十六不動尊の第17番札所。

ここの拝観は、堂宇内を廻れる形式。
参拝時は、空いていたのでのんびり座って、庭園を楽しめました。

 曼殊院は、もと伝教大師の草創に始まり(八世紀)、比叡山西塔北谷にあって東尾坊と称した。天暦元年(947)、当院の住持、是算国師は菅原氏の出であったので、北野神社が造営されるや、勅命により別当職に補せられ、以後歴代、明治の初めまで、これを兼務した。また天仁年間(1108〜9・平安後期)、学僧、忠尋座主が当院の住持であったとき、東尾坊を改めて曼殊院と称した。現在の地に移ったのは明暦二年(1656)で、桂宮智仁親王の御次男(後水尾天皇猶子)良尚法親王の時である。親王は当院を御所の北から修学院離宮に近い現在の地に移し、造営に苦心された。庭園、建築ともに親王の識見、創意によるところ多く、江戸時代初期の代表的書院建築で、その様式は桂離宮との関連が深い。歴代、学徳秀れた僧の多かった名刹である。(国宝、黄不動尊古今和歌集曼殊院本を蔵する。)

リーフレット」より

曼殊院天満宮

弁天堂

天満宮


勅使門

庭園